人類の幸福が自然にとっての不幸であってはならない [展心に問ふ]
展心に問ふ
健次郎
「今、カタカムナの末裔として考えるに、我々日本民族がとるべき行動はいかなるものとお考えでしょうか。」
展 心
「いまこそ我らは深く胸に刻まねばならないのです。人類の幸福が自然にとっての不幸であってはならない、というもっともアタリマエなことを。」
健次郎
「人類による幸福追求のあらゆる活動が、地球自然や生命に対して驚異であってはならない、ということですね。」
展 心
「実践的にはカミタノミにつきます。これは神仏に対する祈りや、祈願・祈祷と意訳されていますが、本来の意味は全く違います。」
健次郎
「神社仏閣などに詣でることではないと。」
展 心
「神社仏閣が結果的にイヤシロチに立地している事実からすれば、無駄ではありませんが、目的はイツキノリによるミノタメです。」
健次郎
「環境の美感電圧による天然充電、アマウツシ・カムウツシということですね。」
展 心
「そ のとおりです。カミダノミというのは儀式ではありません。宮司や僧侶に拝んでもらっても何も変わりません。自分でタノムしかないのです。これはどちらかと いえば精神的疾患に対する天然物理療法であるといえます。まずはマトモサのミツケです。マトモサは人間状態を解放して静観すれば誰にでも判断できる霊的水 準です。これを古来日本民族はカミサマと呼んできたのです。そんな天然の霊的巨大勢力をカンジ、カミサマとして自らミツケル。生命体としてのまっとうな判 断を鈍らせないための非常に高度で、簡潔な文明的帰結だといえます。」
健次郎
「環境中の髙電位に平衡安定した静電気による癒しですね。」
展 心
「イ ヤシロチの霊力というものは、電気勢力に限ったものではありません。ミツゴノタマシヒであるイカツミ・マクミ・カラミの均衡バランスが肝心なのです。そし て人としての感受機能を極限まで発揮するための条件となるのが、クヒノサトリです。これは地球上のあらゆる生命現象にとってのトキトコロの発生点である地 球の中心から放射状に広がるヒビキを流通させねばなりませんので、非常に重要な霊的体勢といえます。人の解剖学的構造からして、骨盤の前後傾斜角度を決定 する仙骨の安定が最も重要な要素であるといえます。」
つづく